あじさいが見頃の季節になりました。

お寺の境内にあじさいが多く植えられている「あじさい寺」が全国各地にあります。
以前あるあじさい寺を訪れたことがあるのですが、雨の日で閑散としていたこともあり厳粛な空気の中で色鮮やかに咲き誇るあじさいを見ていると、とても心が洗われるような気持ちになりました。
にぎやかな観光スポットで鑑賞するのとはまた違った良さがあるなと思いました。
最近では品種改良の甲斐あって様々な形、大きさのあじさいが出回っており、目を楽しませてくれます。

なぜお寺にはよくあじさいが咲いているのか、疑問に思ったことはありませんか。
調べてみると諸説ありますが、その一つに、昔は梅雨の季節は気温の変化が激しいため病人や亡くなる方が多く、そこで条件を問わず手入れをあまりしなくても群生するあじさいを寺で死者に手向けていたという話があります。
どんな環境でもたくましく育つあじさい、見習いたいものです。

7月上旬まで見頃の所もありますので、是非「あじさい寺」に足を運んでみてはいかがでしょうか。