骨葬について

2023.10

近年、葬儀のスタイルが多様化されています。その中に「骨葬」と呼ばれる葬儀があるのをご存じでしょうか。一般的な葬儀は、通夜や告別式の後に出棺、故人のご遺体を荼毘に付すという流れになりますが、骨葬は先に火葬を済ませた後に葬儀を執り行います。

骨葬を選ばれるケースは様々あります。例えば、地域の風習として行われる場合もあります。農業や漁業が盛んな地域では繁忙期が終わって落ち着いた頃に葬儀を行うようになったのが由来といわれています。
また、感染症で亡くなった場合や事故でご遺体の損傷が激しく葬儀を行うことが困難な場合もあります。
その他、海外や遠方で亡くなった場合は搬送費などの問題があるためその地で先に火葬をされてから故人が生前に生活していた、縁のある方や近親者が集まりやすい場所に戻ってから葬儀を行われたりします。

弊社でも先日骨葬を承り、たくさんの方が参列されていました。
直接ご遺体と対面することはなくとも、集まった方たちが故人を偲ぶ気持ちに変わりなく温かい雰囲気の葬儀だったように思います。