葬儀社で働く中で思うこと
2024.11
私事ではありますが、あおばメモリアルに入社して丸3年が経ち、改めて葬儀社で働くということについて思い返してみました。
今までにも葬儀に参列する機会が何度かあり、『人の心に寄り添える、最期のお別れに携わる仕事がしてみたい』と思ったのがきっかけでした。
そして、それまで抱いていたお葬式のイメージというものは大勢の人が集まるいわゆる「一般葬」でしたが、いざ入社してみると世間はちょうど新型コロナウイルスの流行真っ只中。行政からの要請もあり参列者の人数も自粛され、お通夜や告別式をおこなわずに火葬場で短時間のお別れをされる「火葬式」を承ることがとても多かったことに驚いたのを覚えています。当初、コロナウイルス感染症により亡くなられた方は対面することも許されないまま荼毘に付さなければならず、ご遺族の方もとても寂しい想いをしたことでしょう。
あれから月日が流れ、制限が緩和された現在は故人様とご縁のあった方がまたお別れに来られるようになりながらも小規模の「家族葬」が主流となりつつあり、お葬式のかたちが変化したのだなと実感しています。それでも葬儀のお仕事をしていくうえでやはり変わらないのは、人数や規模は関係なく人の心に寄り添いたいという気持ちです。