献体とは、医学の発展のため、死後の御遺体を解剖学の実習用教材となることを約し、
遺族が故人の遺志に添い解剖学教室に提供することです。
弊社でも年に数回、お世話をすることがあります。
通常の御葬儀の後、一般的には火葬場へ出棺となりますが、
(広島では)広島大学白菊会へむけての出棺となります。
御遺骨が御遺族の元へ戻るのは、早くて1年、
長ければ3年以上の時間がかかることもあるようです。
先日、「今、献体が人気」というニュースを目にしました。
迷惑をかけたくない、費用をかけたくないなど、増えてきた理由にはそういった背景もあるようです。
しかしながら、献体を希望される方、その意志に同意される遺族となられる方々の崇高な志に、
畏敬の念を抱きながらお見送りさせていただきます。