家族葬での御供花(きょうか)

身近な方の訃報が届いたとき、「供花を贈るべきだろうか?」「贈り方は?」と悩まれたことはありませんか。

葬儀は地域によってしきたりが大きく違うセレモニーです。また同じ地域であっても、親族間のこれまでのお付き合いや関係性によって、関わり方は違ってきます。

広島市では一般的に、喪主が準備するのが「親族一同」の台紙の供花です。御親戚の皆様に対して、「代表でお供えしますのでご心配なさらず」との配慮からですが、御供花を贈っていただいたこれまでのお付き合いがあれば、「○○家一同」などのお名前でお供えされる場合もあるでしょう。そのためにも葬儀の際の記録は、しっかりと残しておくべきかと思います。

御供花を考えるときは、まず執り行う葬儀社に問い合わせてみて下さい。御供えをお断りされていることもありますし、また、宗派によっては、一般的な菊中心の生花でなく、樒や洋花で統一、あるいは金額の統一など、御遺族の希望がある場合もあります。

「台紙名はどうしたら良いのでしょうか?」とご相談を受けることもあります。先に述べましたが、葬儀はこれまで、また、この先のお付き合いが関係してきます。
まずは喪主様がどなたから頂いたのかがはっきりとわかるお名前が良いと思います。「従弟一同」「兄弟一同」などでは分かりにくい場合もあります。個人のフルネームの方がよい場合もあれば、「いとこ一同」などの大勢の方を指す台紙名の方が良い場合など様々です。
迷われたら一度、スタッフに尋ねてみてください。