春

寒い冬が終わり、ようやく訪れる春。
日ごとに暖かさを感じられる季節となりました。
春といえば桜・卒業式・入学式・新年度などが風物詩です。
新入生や新社会人は、新しい環境にワクワクドキドキしている時期ではないでしょうか。

この世の中には、たくさんの人がいるなかで本当にご縁がある人に出会うと本で読んだことがあります。
縁とは初詣や地鎮祭、結婚式など事始めにお参りからはじめ、神仏の力やその儀式に集まった人達の力即ち「縁」をいただくことで縁起から始まるようです。縁は自分の行いから生まれるというより外からやってくるものだそうです。人間にはわかりかねる部分が多いですが、ご先祖様のくださった縁もあり、運命や宿命も含め仏教的にはわからないことはどちらでも良いようです。
何が重要かといえば常に良い行い、常に悪を行わないことを積み上げる事が大事なのです。

「お別れ」についてですが、別れには様々な形があります。
卒業、失恋、離婚、死別など、人との別れも様々ですが、物の紛失、処分、破損など、物との別れも同様に“別れ”と考えます。
“別れ”と言えば悲しいという感情が思い浮かぶ方は多いかもしれませんが、喪失感、解放感、前進、などを感じる別れの場面もあるでしょう。

成長し続けている人には、人生の中で『交友関係の入れ替え』が度々起こるようです。

人は“出会い”に関しては非常に前向きな捉え方をしますが、一方“別れ”に関してはネガティブな印象を持つ方が多くなります。
しかし“出会い”があれば“別れ”もあり、それはいずれも必然なのです。
お別れは悲しいことではありますが、“別れ”をポジティブに捉えていきたいものです。