11月中旬は暦の上では冬ですが、本格的な寒さがやってくる前の、比較的気候の良いこの時期、海洋散骨の就航希望が寄せられます。
散骨は故人様の生前の希望であることが多いのですが、瀬戸内の心象風景として一番に思い起こされるであろう、宮島の大鳥居前での散骨を行っています。
穏やかで美しい瀬戸内海への散骨を終え帰港されたご家族の皆様は、少し清々しい面持ちで帰宅されます。御遺志を継ぐことができ、安堵されるのでしょうか。現在、大鳥居は大規模修繕工事中の為シートで覆われており、綺麗な朱色の大鳥居は見えない状況ですが、乗船されるご家族の皆様には、それもまた思い出として心に残るようです。